小美玉市は農業が盛んな地だ。
鶏卵や生乳、レンコン、ニラ、いちご、栗など、日本でも有数の農業地域。
6号小美玉道路(仮称)の土地収用によって、
一部の農地所有者からは、反対の声が上がっているようだ。

ただ、一方で小美玉市でも他の地域と同様に、
農業者の高齢化による担い手不足は問題となってきてるらしい。
だからといって、もう農業続けられないから農地いらんよ、とはなるわけもない。
当ったりめーだろ。
先祖代々の土地を、おいそれと道路にくれてやるわけにもいくまい。
じゃあ、どうするのがいいんだろか?
実は国道を作るとかで国が土地を収用するとき、
土地区画整理をして換地処分を経てやる時と、そうでない時がある。
換地処分をやると時間がかかることが多いので、やらないことが多い。
換地処分というのは、
この土地を奪う代わりに、この土地を使ってよ、と交換すること。
これを周辺の土地全体でやることで、トータルみんながハッピーを目指す。
これが土地区画整理。
これをやらずに収用だけをやった場合、
ある土地所有者は土地を奪われ、
ある土地所有者は土地を削られ、
ある土地所有者は家の真横に道が通って騒音に苦しみ、
一部の土地所有者は地価が上がってボロ儲け。
そんな不公平が起きる。
その全体のバランスを取って、
みんな騒音に困らない立地に家を建て替え、
みんな極力平等に土地を提供し合い、
みんな極力平等に地価高騰の利益を受け取る。
この場合、周辺が開発で地価が上がるような場合、
その地域一帯の土地所有者は、ほぼみんな地価高騰の利益も受け取ることになる。
例えば元々が市街地だった場合、地価が上がるかどうかは計画次第になる。
まぁ当たり前だよね。計画が甘かったら土地の価値は下がる。
元から市街地なんだから、もっと便利に変更しなきゃ地価は上がらない。
元が農地だったら?
農地には建物が建てられない。だから地価は安い。
この小美玉道路建設予定地は、旧市街地ではなく主に農地を通すことになるはず。
農地のほかは、山林のような土地が多い。
そこに国道が通る。そらステーションが付近に出来る。
この土地、価値が上がる想像しか出来ない・・・。ニヤリ。
農家の心配は、得をするか、損をするか、だけではないと思う。
やっぱり先祖代々の土地、しかも農業が盛んなこの地で、
自分の代でそれを終わらせてはいけないという使命感なんじゃなかろうか。
そういう農家の意思を、反対表明的な意思表示で済ませてしまっていいのかな?
部外者の私が思うに。
ピンチはチャンス。
せっかくのこの国道付け替え工事。
チャンスに大きく替える余地がある。
この計画を逆手に取って、この農業地帯をより良くする。
この質の高い農業エリアを、さらにブラッシュアップして、
日本の誇れる農産物を、世界にすらアピールできるチャンスがある。
農産物をアピールするだけでなく、農地そのものをアピールするチャンスにも出来る。
新規就農者を全国からかき集める戦略すら立てられる。
そのくらいの条件が、この地には揃ってる。ポテンシャルは、ある。
間違いなく。
部外者が言うんだから、間違いない(笑)
くうそう人が、このタイミングで大事だと思うことは、
この道路計画そのものをどうするか、ではなくって、
用地買収方式でやるのか、土地区画整理を伴うのか。
ここがとっても大事な部分だと思うわけ。
用地買収方式で収用される場合、
その後の開発で地価が上がるとわかっていても、
地価が上がる前の土地価格で補償が行われる。
土地区画整理が行われる場合も、
開発で地価が上がる分の利益がもらえるわけではないけど。
でも、環境悪化する立地に家がある場合の建て替えなど、
その事業の中でやってもらえることになる。
用地買収の補償金だと、減価償却された「時価」なので、
土地区画整理と比べるとかなり損するよね。
しかも区画整理だと、単純に土地を没収されるのではなく、
換地といって、代わりの土地をあてがってもらうことも可能で、
近隣の土地所有者とのバランスを考慮して、皆に利益のある区割りができる。
もちろん残った土地の価格高騰分は、自分の土地だし。
メリットだらけだけど、国としては、地権者が要望しない限りは原則用地買収方式になる。
だから、地元住民が真っ先に考えるべきことは、
反対するとか、「地域の声」に一意見を言うとか、
そういうことではなく、皆の意見を集約して、
「こんな地域プランだったら、自分たちも、市も、国も、みんなハッピーじゃない!?」
ってプランを模索することなんじゃないかなぁ。
そんなプランを練り上げたら、市役所に行って
「私たち、こんなプランだったら、みんな賛成だよ!」
って持ち込めば、きっとそれは実現する。
と、思う。知らんけど(笑)
土地区画整理方式だと、何がどうなるのか。まとめてみた。
→ 農業をしっかり続けたい農家の場合。
→ おら、もう農業やめる。
→ 施設に入るし子供は他に家あるからもう土地いらない。
→ ニュータウンできるんなら、そっちに移りたい。
それだけじゃない。他にも心配ごとがある。
→ 企業連携とかしたらオイシイ所持って行かれないか。